吉田綾霊談集

吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(75)

いちいち、人の姿を見て、難癖をつける事は、高級霊の最も嫌われる念であります。 「世は鏡、人は鏡」とは、自分に同一の癖を神が見させ給うのであります。 人を批判する前に、まず自分を深く掘り下げ、反省してみましょう。 (上巻289頁、昭和48年、...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(55)

人生の真の楽しみは、自分の成した事が、誰かの役に立って居るかどうかにあると思います。 自分の思い通りになる事は、決して幸せでは無く、何も彼も思うままになると、かえって張り合いが無くなり、足りない事があればこそ生きる張り合いも出て来るのでは無...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(74)

世の中が進むにつれ、義理人情がすたれて来たからこそ、義理人情の厚い人が尊敬され、人が寄って来ると言うものです。 人と言う字は、もちつもたれつ、丁度網の目のようなもので、寄り合い結び合い、助け合って生きているものであります。 (上巻278頁、...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(82)

反省とは悔やむ事では無く、自分の正味を知る事であります。この協会は、病気治しや金儲けのためにだけで来る所ではありません。 万一それ丈で来られる方があったとしたら、病気や貧苦の解決は遅くなります。 真面目な心霊研究者なら、時を重ねている内それ...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(54)

幸福を得られぬ人は、自分をこの現象界に招かれて来たお客様だと考えている人が多いようです。お客様だから、人からもっと待遇されてもよいはずだと思ったりするのでしょう。 そこで予想された待遇が与えられない場合に不快になるのですね。本当に幸福になり...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(72)

人間の本性は、真直ぐな正しいもの、それを忘れて目先の利害や、打算に追われていい加減な誤魔化しの生活を送っている。 自己さえも欺き、人を欺き、恥を忘れる何と嘆かわしい、生き甲斐のない事ではなかろうか。 人は、天の意志をそのまま生きれば、これは...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(71)

人に施しては慎みて念う勿れ 施しを受けては慎みて忘るる勿れ 人に施した場合は、決して恩をうる事なくその場で忘れる事。 その陰徳はやがて芽を吹く肥料となる。然し施した場合こうしてやったから、こうしそうなものだ、と思う時は既にその施しの徳は打ち...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(70)

百川学海而至于海 丘陵学山而不至于山 ヒャクセンウミニマナンデシコウシテウミニイタル キュウリョウヤマニマナンデシコウシテヤマニイタラズ 百川多くの川の水は、海の類にして小なり。故に海に学ぶ川水動きて息 やすまず、故に目的の海に至る。丘は山...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(69)

人という字は、もちつもたれつ神仏を敬し、先祖をうやまい、その供養を怠らず自らは節倹を重んじ、困難辛苦に耐え、喜んで人世のため働かなければならぬ生まれつきであります。 自分自身の為、物を乱用するという事は決して神の御心ではありません。四恩の何...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(42)

人須 すべからく狭き道を取るべし 人の生涯には、二つの道がある。まちがった生涯は広い道、正しい生涯は狭い道とすると、広い道、それはほんとうに楽な容易に行く事が出来、何の決心もいらない。 また、注意も見張りもいらない。ただ、多くの人々の後につ...more