日本心霊科学協会 勝五郎研究グループの活動

勝五郎再生話

昭和41年「勝五郎研究グループ」

現在の勝五郎研究といえば、勝五郎の出身地・日野市の郷土資料館を中心とした「勝五郎生まれ変わり物語探求調査団」がネットの検索でも上位に上がってきます。
「勝五郎生まれ変わり物語探求調査団」は、平成18年7月に日野市郷土資料館の委託調査事業として発足した調査団です。
実は、その調査団よりも先に「勝五郎」に注目していたのが、日本心霊科学協会の先達たちです。
勝五郎が生まれて151年(昭和41年)、平田篤胤の「勝五郎再生記聞」の調査に乗り出したのは、日本心霊科学協会の板谷理事(当時)を中心とした「勝五郎研究グループ」でした。

昭和39年宮沢虎雄理事(当時)が機関誌『心霊研究』「心霊の常識」が発表されました。
その中で「勝五郎の再生について」触れていたのがきっかけとなり、現地調査を開始。
この調査は、寺の貴重な過去帳などを閲覧できるような未開拓の時代に行われました。
昭和40年以降に行われた多摩ニュータウン開発が盛んになり失ったものも多かったと聞きます。
そのため、この現地調査は、現在の勝五郎研究に多大な貢献をしたと言われています。

この勝五郎研究グループの調査の記録は、
平成30年8月号(No.858)心霊研究誌上で再び取り上げることになりました。
現在では閲覧不可能といわれる資料の写真なども再録をしています。
そちらをぜひご一読ください。「心霊研究」No.858(2018)

 

心霊研究誌について

当協会の会員に毎月配布されている研究誌。非会員の方にも事務局窓口(郵送も可能)で500円で販売されています。
過去のバックナンバーについても在庫があるものは販売いたします。
詳しくは事務局までお問い合わせください。

心霊研究誌目次  事務局お問い合わせ

 

「勝五郎研究グループ」1966~1968 調査概要─

第1回目  1966年 昭和41年9月16日 No.261
 参加者 板谷、斉藤、吉川、千田、田中、松川、夕張
調査内容  藤蔵の菩提寺 三沢村 医王寺→高幡不動金剛寺に合併され廃寺になっていた

医王寺の過去帳は金剛寺に高幡不動尊の過去帳の調査 藤蔵の両親(藤五郎、しず)の記録を発見
程久保 杉本家(寺子屋をしていた)「中興村系図」を発見

 

第2回目 1968年 昭和43年6月30日
 参加者 小川、斉藤、夕張、伊藤
調査内容 1968年昭和43年6月30日 小宮家(藤蔵の子孫)の調査 山の屋敷墓に藤蔵の墓を発見、勝五郎の屋敷墓を発見

戒名「潭底潜竜居士」、「没年明治2年12月4日」

 

第3回目 1968年 昭和43年7月3日
 参加者 夕張
調査内容 栄林寺住職小倉英明氏をたずね、永林寺の過去帳から勝五郎関係者一同の名前を発見

第4回目 1968年 昭和43年9月15日
 参加者 板谷、弓張、斉藤、伊藤
調査内容 藤蔵の墓石を確認、拓本をとる。栄林寺の過去帳を撮影。
金剛寺 過去帳から藤蔵の戒名が「頓吾童子」と判明。

 

『心霊研究』誌に掲載された勝五郎資料

1964年
昭和39年
6月号 No.208  「心霊の常識(23)再生に就いて」
宮沢虎雄
 1968年
昭和43年
 11月号  No.261  「勝五郎再生の実地調査」(1)勝五郎研究グループ
 1969年
昭和44年
 1月号  No.263  「勝五郎再生の実地調査」(2)勝五郎研究グループ
 2月号  No.264  「勝五郎再生の実地調査」(3)勝五郎研究グループ
 1970年
昭和45年
 2月号  No.276  「勝五郎再生の実地調査」(4)勝五郎研究グループ
 5月号  No.279  「勝五郎再生の実地調査」(5)勝五郎研究グループ
 2017年
平成29年
 2月号  No.840  【講演録】勝五郎生まれ変わり物語 調査報告概要 北村澄江
 3月号  No.841  【講演録】生まれ変わり現象の世界 勝五郎の事例・世界の事例 大門正幸
 4月号  No.842  講演録】生まれ変わり現象の世界 勝五郎の事例・世界の事例 <2> 了 大門正幸

 

関連項目

勝五郎再生話①

勝五郎再生話②

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