吉田綾霊談集(03)

吉田綾霊談集

皆様がこの心霊科学協会に御見えになるという事は、幸せにつながる。

即ち幸せばかりの花の開く終点につく汽車の切符を手に持たれた事です。

乗り方を間違えなければ、必ず幸せの終点に着きます。

そこには除霊の泉あり。人の病を治し、人の世の為に働く人達と一緒に、静かに人をも幸せにする喜びが待っています。


とは申せ、昭憲皇太后の御歌に、


金剛石も磨かずば 珠のひかりはそはざらむ   
人も学びて後にこそ 真の徳は現はるれ

というのがあるとおり、いくら病気治し、除霊願望を成就させる尊い業を身につけても、そのままでは光は出て来ません。せいぜい実験して下さい。

まず高い霊とたやすく交流できる様になる事が第一です。


私が「貴女は霊能がありますね。磨くと素晴らしくなります」と申しますと、修業もせず、すぐに天狗になり、鼻が高くなります。


あれではいけません。

霊能者は少なくとも、三界中の無色界に住す事の出来る心境が第一で、そうでない限り、その霊能は、人世に尽くすどころか、ややもすれば害を及ぼすという事を知らなければなりません。


常に智情意円満なる心霊が説く法則を御忘れなく。
(上巻353頁、昭和50年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)

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