人間は自己の中に自己を勝利者たらしむる力をもっていれば、また反対に自己を敗北者たらしむる力ももっております。
自分の両手をのびのびと高く上げることも出来、またその両腕で自分の胸を圧迫して、悪魔に押さえられる夢を見ることも出来る、同じ自分の力です。
勝つのも負けるのも自分の手の中にあることです。
だから、正しい義務にあったら、しり込みしてはなりません。何故ならば、その時の仕事に応じて、指導霊は替わってくれるものですから。
身をかわして逃げてはいけません。
(上巻31頁、昭和41年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)