平成26年度秋期特別講演会を10月26日(日)に、下記の通り開催することになりました。
会員の皆様の積極的な参加を期待いたします。
記
日 時: 平成26年10月26日(日) 13:00より(受付12:30~)
場 所: 日本心霊科学会館
講師及び演題 :
四国遍路とスピリチュアリティ 鎌田 東二 京都大学教授
<要旨> 本年、2014年は「四国霊場開創1200年」だという。弘仁5年(814年)、空海が四国霊場を開いたという起源伝承の真偽はともかく、(1)発心の地(阿波国)、(2)修行の地(土佐国)、(3)菩提の地(伊予国)、(4)涅槃の地(讃岐国)という、巡礼していく土地の地形や霊性と精神浄化の過程との連動は大変興味深い「日本型スピリチュアルケアの典型事例」と言える。この四国遍路のスピリチュアリティ(霊性・精神性)を考えてみたい。
参考文献:鎌田東二『聖地感覚』角川ソフィア文庫、同編『究極 日本の聖地』KADOKAWA、同編『スピリチュアルケア』BNP
儒教とスピリチュアリティ 小倉 紀蔵 京都大学教授
<要旨> そもそも孔子の儒教は“アニミズム”であった。しかし、孟子以後儒教は急速に“汎霊論”的になっていく。この“汎霊論”というのは、スピリチュアルな気という概念を信じる中国思想の一系譜である(孔子はそういうものを信じていない)。この後者の系譜を完成させたのが宋代の朱子学である。それなら明代の陽明学は“スピリチュアルな儒教”の発展形なのか、それともそうではないのか。ここでは生命論という観点から、このことを考えてみる。
司会 半田 栄一
本協会理事、ホロス文化研究所主宰講演のあと休憩をはさみ、講師相互の討論、引きつづいて参加者との質疑応答を行います。
受講料 2,000円
連絡先 (公財)日本心霊科学協会
事務局 東京都新宿区上落合1-12-12
TEL 03-3362-7111 FAX 03-3367-4095